横浜で大行列の皮膚科「滝沢皮膚科」
こんにちは、かめこです。
横浜に暮らして10年。 引っ越してきた当初不思議だったものがあります。それは、横浜のダイエー側の小道に朝からできる謎の行列。パチンコ屋さんではありません。 行列している人の年齢層も幅広く、共通点がみつからないためまったく検討がつきませんでしたが、あるとき旦那さんに聞いてわかりました。
あれは皮膚科だ、と。
そう、横浜で最も有名だと思われる滝沢皮膚科さんでした。朝早く行っても、受診できるのはお昼近く。3時間4時間は当たり前に待つので、朝診察券と保険証を預けたら、一旦帰宅してまた出直しても大丈夫です。
今はおじいちゃんの大先生と、その息子先生とで診察してくれます。
他の皮膚科でイマイチ治らなかったものも、一発でなおった経験があり、我が家もこじれてきた皮膚症状の時には行列覚悟で受診に行っています。
滝沢皮膚科
〒220-0005 横浜市西区南幸2-7-11松山ビル2F
am 9:30 ~ 12:00
pm 15:00 ~ 18:30
※休診日:木曜、土曜午後、日曜・祝日
※受付 8:30~
※新患 平日 17:30まで
TEL:045-312-7201
横浜で良い皮膚科をお探しの方は一度セカンドオピニオンとしてでも行かれてみてはいかがでしょうか。
みなさま今日もお大事にしてください、かめこでした。
アトピーに効く一番有名な温泉とは?
こんにちは、かめこです。
患者さんの疾患のいままでの経緯をお伺いすると、
幼少期に結構症状出る→中学高校落ち着く→大学、社会人の環境変化でまた悪くなる
というような方が多いです。
つまりアトピー では心理的ストレスもかなり症状と連動しておりそういった意味でも、解放的でリラックスできる温泉というのは日常に取り入れると効果が期待できるのではないでしょうか?
アトピー治療で最も有名なのは、北海道の豊富温泉と言われています。 豊臣町観光協会より
お風呂に油がぶくぶく浮いていて温泉にはいると体がベタベタになるお湯で、アトピーにも乾癬にも効くようです。ここでの湯治を目的に移住される方もいるそうですよ。温泉の周囲には宿だけでなくウィークリーマンションまであります。
豊臣温泉のサイトでも滞在先が紹介されています。
そして驚いたことに、こちらの温泉で湯治した場合、医療費控除が受けられるそう。
詳しい手続きの流れはこちらに掲載されています。施設の利用料金だけでなく往復の交通費までカバーされます。利用には事前予約、医師からの指示書も必要とのことですがこれなら遠くても一度行ってみようという気持ちになれますね。
北海道まで行かなくても、身近なところに温泉施設もたくさんある日本。遠くまで行くのが大変というかたは、近所で湯巡りもリフレッシュできてよいかもしれません。
みなさま今日もお大事にしてください、かめこでした。
プロアクティブ療法の指針となるTARC検査。
こんにちは。かめこです。
TARCという検査ご存知でしたか?血液で調べるのですが、普通の血液検査とは違い炎症の値に特化して教えてくれます。一回の値段は保険適用で1000円程。もし通院中の病院で実施しているようでしたら、ぜひ先生にご相談してみてくださいね。
さて、TARC(Thymus and activation-regulated chmokine)とは。白血球走化作用を持つケモカインの一種。過剰産生されるとTh2細胞を病変局所に引き寄せ、IgE抗体の産生や好酸球の活性化が起こり、アレルギー炎症反応をひきおこすと考えられています。
つまり、炎症の強い時期にはこのTARCが増加しするため、重症度を反映して検査値が鋭敏に上昇します。炎症が落ち着いた時期には逆にTARC値が低下します。
TARCの最も大きなメリットは、アトピー性皮膚炎がうまく治療できているかを客観的に確認することができるということです。
皮ふの状態が検査値で表されるため、医師の主観的な診断にプラスして、具体的な治療の目標を持つことができます。
見た目にはよくなっていても、TARCが高値を示すときには炎症が残っていることがわかります。
塩野義製薬ホームページより
定期的に検査を行うことで、その時の皮膚の内側からも重症なのか軽症なのか判別がつき、適切な治療法を認識することができるので、ステロイドを適量使うということにもつながります。
治療によってTARCが十分に低下すれば(目標500 pg/ml以下)、「症状が全くない寛解した状態にする」ことができるそうです。そして長期間この状態を維持すれば、本当に完治してしまう方も。この長期間の維持に導入される方法が、前回ご説明したプロアクティブ治療です。プロアクティブ療法の有効性をお感じいただけましたか^_^
皆さま今日もお大事にしてください。かめこでした。
アトピーの治し方、プロアクティブ療法。
こんにちは、かめこです。
今回は、現在皮膚科学会最新の治療法とされている「プロアクティブ療法」についてご紹介します。ステロイドへの恐怖心から、症状が出なくなるとお薬を塗るのをやめてしまう方がいらっしゃいますが、そうではなく、症状がない時も塗り続けることが大事です。
湿疹が治った後の皮膚は、見た目では正常に戻ったかのように見えますが、皮膚の深い部分にアトピーの炎症が残っていることがあります。よく繰り返す症状に対しては、一旦ステロイド外用薬により状態がよくなった後に、保湿剤によるスキンケアに加え、ステロイドやプロトピック軟膏を定期的に(週 2 回など)塗ることで、良い状態を維持しようとする治療法があります。これをプロアクティブ療法といいます。
この療法の結果は、データとして上がってきています。
英国などで295人の患者を対象に、ステロイド薬で症状が治まった後に保湿剤と薬を週2日塗り続ける人と、保湿剤のみを続ける人に分けて4カ月間状態をみた。この結果、保湿剤だけの人は7割が症状がぶり返す再燃となったが、薬を塗った人は2割だった。研究中に皮膚が薄くなるなどの副作用も出なかった。
とあるドクターによると、治療が失敗する最も多い理由が、70%のかたが外用薬の量が少なすぎるというものです。ステロイドを怖いと感じられる方もおられるとは思いますが、ステロイドは現代でもっとも有効な薬です。(飲み薬は副作用が高く、軟膏の何倍もの濃度があるためやめた方が良いです。外用薬であれば皮膚からの吸収になるため、必要最小限の副作用でおさめられます)
通院している病院がプロアクティブ療法に積極的なのかどうかは、病院のブログなどで確認したり、お電話で聞いてみるのも良いとおもいます。そして、こんな療法もあるということを覚えておいて損はないとおもいます。
医療従事者向けかもしれませんが、下記の記事にはプロアクティブ療法についての医師の見解が、座談会形式で書かれていてわかりやすいです。参考にしてください。また、こちらにあるTARCという検査が、プロアクティブ療法には欠かせない指標となるようで、そちらについては次回に紹介します。
皆さま今日もお大事にしてください。かめこでした。
アトピー のかゆみ、我慢する?かく?
こんにちは、かめこです。
(引用元「なぜ皮膚はかゆくなるのか」 菊池新著)
イッチとは「かゆい」、スクラッチは「掻く」という意味の英語です。
イッチ・スクラッチサイクルとは、 【かゆい】→【掻く】→【皮膚が傷つく】→【傷ついた部分に炎症】→【悪化してもっとかゆくなる】→【さらに掻き壊す】→【さらに皮膚が傷つく】→【さらに炎症悪化】……という悪循環のことを表現しており、かけばアトピー が悪化することは科学的に証明されています。
体の至る所にあるマスト細胞は、アレルゲンに誘発されてマスト細胞中の顆粒が放出され、中にあったヒスタミンが組織中にばらまかれます。するとかゆみが始まります。皮膚を掻き壊すと、表皮細胞が傷つきます。すると、傷ついた表皮の細胞を修復するために、「インターロイキン1(IL-1)」や「腫瘍壊死因子α(TNF-α)」といった化学伝達物質が出てきます。これらを「サイトカイン」と呼んでいます。サイトカインが出ることで、炎症が起き、皮膚炎が悪化します。
実際、数多くの患者さんと面談をして、かいていないひとは、お肌が綺麗で症状が落ち着いていたので納得です。反対に、脱ステロイドの方針の先生の元に通っておられる患者さんは、「かくのを我慢しなくて良い」と教えられていて、お肌はボロボロでした。
耐えきれないようなかゆみがあるときに、かくのを我慢するのは、とても大変だと思います。…が、どうか、かくことは良いことだという誤解をときたいと思って、このイッチスクラッチサイクルをご紹介しました。かゆみが気になるときは、ステロイドを使って乗りきりましょう。
皆さま今日もお大事にしてください。かめこでした。
通院するか、民間療法に行くか
こんにちは、かめこです。
今日はまず一番初めに伝えたいことを書きたいと思います。
患者さんのお話を聞いていると、アトピーの治療法って偏りがあるなあと感じます。
だいたい発症するのは0歳から3歳といった小さいときなので、患者さんには数十年間アトピーだというベテランさんが多いのですが、その間ステロイド治療をしていても治らない事もあります。すると治療に不安を持ち始めます。そこに、「アトピービジネス」の世界から声がかかって今度は民間療法にいってしまい、また症状をこじらせてしまう。。。
病院か民間療法(脱ステロイド)の2択しかないのでしょうか?
このブログでは、病院にはちゃんと通い、さらに元々の体も元気にできるような民間療法も取り入れて健康になるということはできないのか?というところを研究しつつ情報発信したいと思っています。
皆さま今日もお大事にしてください。かめこでした。